海外に住むということ

今日は私が毎年願い続けていたことが叶わなかった日。 そんなとき、運良くオーストラリアから来ているオキツ夫妻と時間が過ごせた。 オキツ夫妻はオーストラリアで永住権を取り、今では市民権をも獲得。 海外で永住権や市民権を得るには結婚が一番の近道。けれど結婚に頼らずそこまで辿り着くには、ものすごい、想像絶するほどの過酷な道のりが待っている。 学生で入国すればものすごい勉強量と学費が必要で、就労ビザのサポートしてもらえば、人の倍以上働いて給料は半分以下。 市民権がないと居住国からのサポートも受けられず、いろいろなものに対して権利もなく、さらにはやることなすこと制限だらけ。 「国民でない」ということがどれだけ大変なことか・・・ 全く自由に動けず、やりたいことはそう簡単に進まなく、半端ない精神力が必要。 私はたまに、「えたひにん」「カースト外」とはこういうことなのか?と感じるほど、アメリカで自分の立場の低さを感じる。 オキツ夫妻の言った「地獄を這うような生活をしてきた」と言うのに、ものすごーく共感できる。 血のにじむような思いをして自力で永住権を得て、やっと普通のスタート地点に並べたというオキツ夫妻。 けれどそこで同年代の人たちを見回すと、自分より遥かに高い収入とマイホームを持ち、生活レベルが全く違い、そこから同じところに追いつくのはかなり難しい。 私が日々感じているジレンマをしみじみ語ってくれ、私の今までの道のりと現状況をここまで理解してくれる人と話せたことで、ものすごーい励まされ、勇気をもらった。 本当に感謝。 でもこれも自分達が海外で住むという決意をし、自分の力で何とかしていくという道しか残されていないから、どんなチャレンジが続こうと突き進むしかない。 そんな普通じゃ想像できないチャレンジを二人で乗り越えたオキツ夫妻は、絆が強くとてもラブラブ。 私も早く二人のレベルに到達したい。